この思いを形にしたい。そう思った時に私はまず目の前のペンを取って「創作」しました。自分の創作が心を閉ざしている誰かの光になればと思い、代表の六花統帥のイメージモチーフである六芒星を「光」と「闇」が交差する２種類の三角形で構成されたロゴに仕上げました。

10代の頃の不登校から心の病を患ってしまった私は学校に行けなくなりアルバイトも長続きせず、家に引きこもりがちになってしまいました。 そしてアニメやゲームの世界に入り浸ってばかりの日々を過ごしていました。 でもあるきっかけでアイドルのオーディションを知り「これは幼い頃に憧れていたアニメの中のアイドルみたいになれる最後のチャンスかもしれない！」と思い、小さな決意と精一杯の勇気を振り絞り応募してみました。

オーディションを経てアイドルになった私は楽しい事つらい事、さまざまな経験をさせてもらいました。 投げ出しそうになった時もありましたが、メンバーやスタッフ、応援してくれた人達が見捨てずにいてくれたお陰でアイドルを続ける事ができ、大きく前に進む事ができたのです。 そしてひきこもっていた頃には想像できなかったいろんな景色やとても広い世界を沢山見る事が出来ました！

世間の人達にとってそれは当たり前の事なのかもしれないけど、これまで学校やアルバイトを長く続けられなかった私にとってはとても大きな前進です。 病んでひきこもって何をやっても長続きしなかった私でも好きな事、恵まれた環境に身を置けた事で今までより少しだけ強くなれてがんばる事ができました。

それでもやっぱり外の世界は生きづらいです。 とくに心の病のつらさを理解されるというのは、まだまだ難しい世の中なんだと改めて実感しています。 ぶっちゃけ、つらさなんてなった本人にしかわからないですからね。 障がいがあるから、ひきこもりだからって夢を持っちゃいけないのか。そんなわけないのです。

自分には居場所がない、なんてこと思ったことありませんか？

そんな生きづらさを抱える全国100万人のひきこもり当事者に向けて創ったAMATERASUを、私はもっともっと広めていきたい。 家にひきこもったままでも自分の才能を生かし夢を叶える事ができる可能性がある事を知って欲しいと切に願っています。 そしてあの頃の自分の様な人達の背中を押すきっかけになれたらと思っています。 さらにはひきこもりの経験や障がいを持っている事を隠さず働ける未来を目指しています。

家から出られなくても、ひきこもりのままでもいい。 どうかまだ諦めないでほしい。 これを読んでくれた方の少しでも希望に、そして居場所になれますように。